※FileBlog Ver.3.3.0(2013/12/20リリース)以降、新規インストールの場合はデフォルトでACLサーチが有効になりました。

※Ver.3.3.0より前のバージョンからバージョンアップした場合は、ACLサーチの有効・無効の設定がそのまま引き継がれます。(デフォルトでは無効になっています。)

ACLサーチとは?

ユーザ毎・ファイル毎にファイルのアクセス権が設定されたファイルサーバを全文検索する場合、ユーザの権限に合わせた検索結果を作成する方法として、主に下記の二つがあります。(併用も可能です)

  • 検索結果の表示の際にアクセス権チェックを行う方法
  • 検索インデックスにアクセス権情報を保持する方法

FileBlogは、従来は前者の方法(検索結果を取得してからアクセス権をチェック)でしたが、Ver. 2.4 からは後者の方法も選択可能になります。

ACLサーチのメリットとデメリット

ACLサーチは、常に従来の方法よりも優れているわけではありません。FileBlog出荷時点のデフォルトではACLサーチがOFFになっています。ONにすることのメリットとデメリットをまとめましたので、事前によくご検討ください。

検索時間

ACLサーチ OFFの時 × アクセス権の限定されたユーザで広範囲を対象に検索する場合、検索結果を多数(たとえば1000件以上)取得しても、その中にアクセス可能なファイルが見つからず、長時間かかっても最初の10件分の検索結果が見つからないリスクがあります。
ACLサーチ ONの時 ACLサーチをONにすると、限定されたアクセス権を持つユーザでも高速に検索できます。

検索インデックス構築と検索エンジン性能

ACLサーチ OFFの時

検索エンジンの検索インデックスは、小さくて済みます。

検索インデックスの更新はファイル本体の変更時のみで、アクセス権の変更時には更新が不要です。

ACLサーチ ONの時

検索インデックスのサイズが少し大きくなります。(データ量・文字量に依存しますが、例えばACLサーチOFFの場合の2割増程度)

検索インデックスの構築時間が少し長くなります。(データ量・文字量に依存しますが、例えばACLサーチOFFの場合の1割増程度)

上位フォルダ階層のアクセス権変更が行われる場合など、アクセス権変更の対象ファイルが多い場合、検索インデックスの構築に時間がかかります。

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検索エンジンが消費するメモリリソースが増大します。32bitOS・メモリ4GBのマシンで文書量100万件にせまる場合は、ハードウェア増強(メモリ増設・64bitOSへの入れ替え)が必要かもしれません。ご相談ください。

設定方法

ACLサーチの設定方法 詳細はこちら. をご覧ください

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