過去20数年の情報技術の進歩がめざましいものであったことは、誰もが認めることです。電子メールも、インターネットも、この20年で急速に普及したが、もはやそれら無しには個人生活もビジネスも成り立ちません。
ところが、コンピュータの進歩で、仕事が減るどころか、加速度的に増えてしまい、過酷な労働に負われている人たちが沢山いるのです。現場のスタッフを指揮し、常に判断を下しながら、マネジメントに報告義務を負う、そういう「現場リーダー」の人たちが、いま、一番苦しんでいるのではないでしょうか。
家電製品の普及によって主婦の家事時間が劇的に減ったように、どうしてうまくいかないのでしょうか?
私たちはこう考えています。
- 従来のIT化の進展が、組織内における情報の汲み上げスピードを加速させた
- その結果、管理者すなわち「現場リーダー」に大量の情報が集中してしまった
- 現場リーダーが、組織の情報処理能力の新たなボトルネックになっている
- 情報処理負荷を解消するためには、新しいITが必要だ