FileBlogの機能をひとつピックアップし紹介していきます。

今回はFileBlog Ver.4.3で追加された検索機能「ファセット検索」です。

【1】ファセット検索とは

ファセット検索とは、Webサイト側が用意した検索条件が自動的に表示され、ユーザーは表示された選択肢の中から条件を選択することで、検索結果を絞り込める仕組みのことです。

ほとんどのECサイトで採用されています。
例えばAmazonで「スマートウォッチ」と検索すると2021年8月現在で90,000以上と表示されます。
とても比較する数ではないので絞り込みが必要になります。
しかし、その商品(情報)の知識がある程度ないと絞りこむためのキーワードがわかりません。
Amazonではファセット機能が用意されているので、検索後ブランド・価格・機能など絞込みをするための選択肢が自動的に表示されます。

価格帯=「10,000円〜50,000円」機能=「心拍計」「歩数計」「睡眠測定」と選択したら9件に絞られ、買い物ができる数になりました。

 

FileBlogはファイルサーバーのフォルダやファイルを検索します。

検索窓に検索キーワードを入力し検索をすると、検索結果の右側に絞込みをするためのキーワード候補が表示されます。
フォルダ名、ファイルの種類、作成年月日、更新年月日候補が出てきますので、条件をクリックして対象のファイルを絞りこんでいきます。

【2】FileBlogファセット検索は新入社員や他部署からの異動者向け機能?

新入社員や他部署から異動してきた社員は着任後覚えることが沢山あります。
どこに何のファイルが保存されているか、覚えるには少し時間を要する組織は多いのではないでしょうか。

そんな時のファセット検索です。

例えば、初めての会議で議事録を作成することになったとします。
議事録フォーマットや前回までの議事録を検索するのではないかと思います。

まず「議事録」いうキーワードを入れて全件検索をすると沢山の議事録が検索結果に表示されることと思います。

ファセット検索機能で「フォルダ」に自動表示された選択肢をクリックしていくと、該当する会議の過去議事録をすぐに参照することができます。

検索条件を入れずに「フォルダ」をたどると、議事録が保存されていない「フォルダ」も参照する可能性があり時間がかかります。
ファセット検索は検索条件「議事録」にヒットした「フォルダ」だけが一覧表示されますので外れがありません。

ファセット検索はその道の初心者でも絞込みができる機能と言えます。

 

【3】対象の情報をできるだけ絞り込むというアプローチ

検索の母数が増える限り、沢山のファイルの中から目的のファイルを早く検索する技術は新人〜ベテラン迄全ての方が使いこなせるにこしたことはありません。

かつては全文検索機能によって、その情報に含まれている何かしらのキーワードを入れることによって、目的のファイルを探し出すことができました。
今、情報過多の時代においては、沢山ヒットしてしまった検索結果から対象の情報を絞込みする技術が必要になっています。

FileBlogでは絞込みのアプローチ方法を多数用意しています。
検索条件をコマンドラインに入力して検索をするという玄人向けの機能もあります。
タグという機能もあります。
しかしながら、これらはその組織のローカルルールを知っている方向けの機能かもしれません。
今回装備されたファセット検索機能によって、新人のより早い初動実現に寄与できたら幸いです。

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